メガドライブ2&メガCD2本体を使ってカセット&Biosデータを吸い出してみた☆
既に“Retrode2”という本体を使ってメガドライブのカセットは試しましたが、関連日記でも話した通り、挑戦した感が個人的に薄かったので、新たに挑戦してみました☆

タイトルにもある様に実機を使った方法です。実に16回目の挑戦!
簡単に言うと、メガドライブ2&メガCD2本体と、それらをパソコン(パラレルポート必須)と繋げる“Sega CD Transfer Cable”というケーブル&起動ディスクを用意することによって、手軽にバックアップすることが出来ちゃいます。この方法だとBiosデータもバックアップすることが可能です。まさに一石二鳥!
※作業に入る前に私の気づいた注意点を書いておきます。パラレルポートが付いたパソコンでもどうやら相性があるらしく、すべてのパラレルポート付きパソコンに対応というわけにはいかないようです。初めに富士通製で試しましたが、認識しませんでした。新たに購入したNEC製では上手くいきました。もしかしたら、スペックに関係があるかもしれませんが、どのパソコンだと上手くいくかは分かりません。
参考にさせていただいたのはPSPのBios日記でもお世話になった先人の方で【こちら】の動画サイトを参考にさせていただきました☆
主な作業は“Sega loader v1.0”という起動ディスクと“Sega CD Transfer Cable”の作成です。まずは順を追って“Sega loader v1.0”の方から書いていきます。
■作業1:“Sega loader v1.0”の作成
材料は以下の通りに用意。
・comcable11.zip(Sega CD Transfer Suiteよりダウンロード)
・ConvSCD110.zip(ConvSCDよりダウンロード)
・ブランクのCD-R ×1
・上記のCD-Rを焼くのに使用するソフトウェア(DiscJugglerまたは体験版やB'sRecorder Gold 9など)
まず、“comcable11.zip”と“ConvSCD110.zip”を解凍。
“comcable11”と“ConvSCD110”が出来るので、“comcable11”の中の“comcable11.iso”を“ConvSCD110”に移動させます。
次に“ConvSCD110”の中の“convscd110.exe”をクリックして中身を開きます。
開いたら、“comcable11.iso”とキー入力して“enter”を押します。
その後に“Resion”の欄が“US”になっているので、数字の“3”をキー入力して“enter”を押します。
“ConvSCD110”の中に“comcable11ConvJ.iso”というファイルが自動作成されます。これをブランクのCD-Rに焼きます。上記でも挙げた通り、“DiscJuggler(体験版)”や“B'sRecorder Gold 9”など、自身の環境にあったものを使用すると良いと思います。
私はちょうど“B'sRecorder Gold 9”を持っていたので、こちらを使用。初めに出てくるウインドウを閉じて、そのままドラッグ&ドロップするだけで簡単に焼くことが出来ました。
出来上がりが↓こちら。何か書いておかないと分からなくなってしまうので、マジックで軽く書いときました。汚い字で申し訳ない(;^_^A

これで作業1は終了です。
■作業2:“Sega CD Transfer Cable”の作成
材料は以下の通りに用意。
・使わなくなったメガドライブのコントローラ(またはジャンク)
・D-SUBコネクター25Pオス
・半田ごて一式
・25Pオスのコネクターを収めるシェル
・ホットボンド
上記のコネクターを収めるシェルとホットボンドはどうしても要るものではありませんが、コネクター部分がとても不安定なので、無いよりあったほうが良いと思います。
また、メガドライブのコントローラが無い場合、一から作ることも可能です。その場合は別途、“D-SUBコネクター9Pメス”と“配線材(出来るだけ多く)”も追加で必要になります。
ここでは、メガドライブのコントローラを用意したので、これを前提に書いていきます。

まず、メガドライブのコントローラを開けて、中の配線を取り除きます。

取り除いたら、配線の先を用意した“D-SUBコネクター25Pオス”と半田ごてを使って結線します。更にシェルを使って安定させます。

結線方法は、“Sega CD Transfer Suite”の“How To Make The Cable”に詳しく書いてありますので、そちらを参照。
出来上がりが↓こちら。

これで作業2は終了です。
■メガドライブ2&メガCD2本体を使ってカセットデータをバックアップ!
いよいよバックアップしていきます。最初はカセットから。
ここからは数字で手順を書いていきます。
1. メガドライブ2&メガCD2本体を使えるように接続。
2. メガドライブの1P側はコントローラをそのままセット。
3. バックアップしたいカセットを用意。本体に挿す前にカセットの端子部分に細工をする。

カセット正面から見て、一番右の端子部分に絶縁テープなどで通電しないようにすること。(これをしないと普通にゲームが始まります) 準備が出来たら、本体にそのまま挿す。
4. メガドライブの2P側に作成した“Sega CD Transfer Cable”の“D-SUBコネクター9Pメス”側を挿し、パソコンに搭載されているパラレルポートの方に“D-SUBコネクター25Pオス”側を繋いでおく。
5. パソコン側で“comcable11”の中の“dump.exe”をクリックし、中身を開いて待機状態にしておく。

6. メガCD2本体に作成した“Sega loader v1.0”を入れて電源をON。メガCD2のメニューが立ち上がり、スタートボタンを押すように表示されるので、そのまま押す。
7. “Sega loader v1.0”が起動されるので、項目の中の“DUMP.BIN”を選択し、スタートボタンを押す。

8. “Cart Dump”画面になるので、ここは“Auto”の項目を選択し、スタートボタンを押す。


9. テレビ側は↑この様に表示され、パソコン側は↓この様に表示されてバックアップが開始。

バックアップが完了すると、テレビ側は“Cart Dump”画面に戻り、パソコン側は“dump.exe”画面が閉じ、“comcable11”の中に“output.bin”というファイルが出来上がる。

上記がカセットの手順方法です。カセットによって、バックアップ時間は様々ですが、時間はそんなに掛からないと思います。

↑作業の一部分。このような感じで行っています。
カセットはこれらを用意してみました。今回は少なめです(苦笑)

早速、メガドライブのエミュレーターである“gens”を使用して実験。

ほぼ上手く出来たようです。
先人の方と同じく“ストリートファイターⅡplus”のみ、私もダメでした。“Cart Dump”画面の“Auto”項目を選択したら、パソコン側の“dump.exe”画面がそのまま閉じました(^▽^;)
その後、別の“Retrode2”を使ってみたところ、こちらはすぐバックアップすることが出来ました。

カセットの中には出来るもの出来ないものがあるようなので、複数ツールを持っているとこうした時に便利ですね!
■メガドライブ2&メガCD2本体を使ってBiosデータをバックアップ!
今回の方法では、カセットの他にBiosデータもバックアップ出来るので、試しました。
こちらも数字で手順を書いていきます。大体はカセットの時と同じです。
1. メガドライブ2&メガCD2本体を使えるように接続。
2. メガドライブの1P側はコントローラをそのままセット。
3. メガドライブの2P側に作成した“Sega CD Transfer Cable”の“D-SUBコネクター9Pメス”側を挿し、パソコンに搭載されているパラレルポートの方に“D-SUBコネクター25Pオス”側を繋いでおく。
4. パソコン側で“comcable11”の中の“dump.exe”をクリックし、中身を開いて待機状態にしておく。
5. メガCD2本体に作成した“Sega loader v1.0”を入れて電源をON。メガCD2のメニューが立ち上がり、スタートボタンを押すように表示されるので、そのまま押す。
6. “Sega loader v1.0”が起動されるので、項目の中の“DUMP.BIN”を選択し、スタートボタンを押す。

7. “Cart Dump”画面になるので、ここは“CD Bios”の項目を選択し、スタートボタンを押す。


8. テレビ側は↑この様に表示され、パソコン側は↓この様に表示されてバックアップが開始。

バックアップが完了すると、テレビ側は“Cart Dump”画面に戻り、パソコン側は“dump.exe”画面が閉じ、“comcable11”の中に“output.bin”というファイルが出来上がる。

Biosファイルは、128kbで作成されるので、10秒も掛からないですぐ出来ます。
メガCDのゲームはあらかじめ“CD Manipulator”などで、イメージ化しておき、Biosデータは所定の場所に置いておきます。
設定を済ませると、まずメガCD2のメニュー画面が出るので、画面の表示通り、スタートボタンを押します。(エミュだとenterキー)


上手くゲームが起動しました! 動作は特に重くなく普通に遊べます。メガCDは容量が多い分、グラフィックに力が入っていますし、ボイスも普通に入っているので、本当にレトロなのかと驚かされます(^▽^;)
当時機器の価格が高くなければ、リアルに遊べただろうにそこだけがとても残念ですorz
実機を利用した方法はこれまでも試してきましたが、一から材料を揃えたのは初めてだったので、勉強になりました。割と手軽に出来るのが良いですね!
カセット、Biosデータ共にバックアップ出来て大満足です♪

タイトルにもある様に実機を使った方法です。実に16回目の挑戦!
簡単に言うと、メガドライブ2&メガCD2本体と、それらをパソコン(パラレルポート必須)と繋げる“Sega CD Transfer Cable”というケーブル&起動ディスクを用意することによって、手軽にバックアップすることが出来ちゃいます。この方法だとBiosデータもバックアップすることが可能です。まさに一石二鳥!
※作業に入る前に私の気づいた注意点を書いておきます。パラレルポートが付いたパソコンでもどうやら相性があるらしく、すべてのパラレルポート付きパソコンに対応というわけにはいかないようです。初めに富士通製で試しましたが、認識しませんでした。新たに購入したNEC製では上手くいきました。もしかしたら、スペックに関係があるかもしれませんが、どのパソコンだと上手くいくかは分かりません。
参考にさせていただいたのはPSPのBios日記でもお世話になった先人の方で【こちら】の動画サイトを参考にさせていただきました☆
主な作業は“Sega loader v1.0”という起動ディスクと“Sega CD Transfer Cable”の作成です。まずは順を追って“Sega loader v1.0”の方から書いていきます。
■作業1:“Sega loader v1.0”の作成
材料は以下の通りに用意。
・comcable11.zip(Sega CD Transfer Suiteよりダウンロード)
・ConvSCD110.zip(ConvSCDよりダウンロード)
・ブランクのCD-R ×1
・上記のCD-Rを焼くのに使用するソフトウェア(DiscJugglerまたは体験版やB'sRecorder Gold 9など)
まず、“comcable11.zip”と“ConvSCD110.zip”を解凍。
“comcable11”と“ConvSCD110”が出来るので、“comcable11”の中の“comcable11.iso”を“ConvSCD110”に移動させます。
次に“ConvSCD110”の中の“convscd110.exe”をクリックして中身を開きます。
開いたら、“comcable11.iso”とキー入力して“enter”を押します。
その後に“Resion”の欄が“US”になっているので、数字の“3”をキー入力して“enter”を押します。
“ConvSCD110”の中に“comcable11ConvJ.iso”というファイルが自動作成されます。これをブランクのCD-Rに焼きます。上記でも挙げた通り、“DiscJuggler(体験版)”や“B'sRecorder Gold 9”など、自身の環境にあったものを使用すると良いと思います。
私はちょうど“B'sRecorder Gold 9”を持っていたので、こちらを使用。初めに出てくるウインドウを閉じて、そのままドラッグ&ドロップするだけで簡単に焼くことが出来ました。
出来上がりが↓こちら。何か書いておかないと分からなくなってしまうので、マジックで軽く書いときました。汚い字で申し訳ない(;^_^A

これで作業1は終了です。
■作業2:“Sega CD Transfer Cable”の作成
材料は以下の通りに用意。
・使わなくなったメガドライブのコントローラ(またはジャンク)
・D-SUBコネクター25Pオス
・半田ごて一式
・25Pオスのコネクターを収めるシェル
・ホットボンド
上記のコネクターを収めるシェルとホットボンドはどうしても要るものではありませんが、コネクター部分がとても不安定なので、無いよりあったほうが良いと思います。
また、メガドライブのコントローラが無い場合、一から作ることも可能です。その場合は別途、“D-SUBコネクター9Pメス”と“配線材(出来るだけ多く)”も追加で必要になります。
ここでは、メガドライブのコントローラを用意したので、これを前提に書いていきます。

まず、メガドライブのコントローラを開けて、中の配線を取り除きます。

取り除いたら、配線の先を用意した“D-SUBコネクター25Pオス”と半田ごてを使って結線します。更にシェルを使って安定させます。

結線方法は、“Sega CD Transfer Suite”の“How To Make The Cable”に詳しく書いてありますので、そちらを参照。
出来上がりが↓こちら。

これで作業2は終了です。
■メガドライブ2&メガCD2本体を使ってカセットデータをバックアップ!
いよいよバックアップしていきます。最初はカセットから。
ここからは数字で手順を書いていきます。
1. メガドライブ2&メガCD2本体を使えるように接続。
2. メガドライブの1P側はコントローラをそのままセット。
3. バックアップしたいカセットを用意。本体に挿す前にカセットの端子部分に細工をする。

カセット正面から見て、一番右の端子部分に絶縁テープなどで通電しないようにすること。(これをしないと普通にゲームが始まります) 準備が出来たら、本体にそのまま挿す。
4. メガドライブの2P側に作成した“Sega CD Transfer Cable”の“D-SUBコネクター9Pメス”側を挿し、パソコンに搭載されているパラレルポートの方に“D-SUBコネクター25Pオス”側を繋いでおく。
5. パソコン側で“comcable11”の中の“dump.exe”をクリックし、中身を開いて待機状態にしておく。

6. メガCD2本体に作成した“Sega loader v1.0”を入れて電源をON。メガCD2のメニューが立ち上がり、スタートボタンを押すように表示されるので、そのまま押す。
7. “Sega loader v1.0”が起動されるので、項目の中の“DUMP.BIN”を選択し、スタートボタンを押す。

8. “Cart Dump”画面になるので、ここは“Auto”の項目を選択し、スタートボタンを押す。


9. テレビ側は↑この様に表示され、パソコン側は↓この様に表示されてバックアップが開始。

バックアップが完了すると、テレビ側は“Cart Dump”画面に戻り、パソコン側は“dump.exe”画面が閉じ、“comcable11”の中に“output.bin”というファイルが出来上がる。

上記がカセットの手順方法です。カセットによって、バックアップ時間は様々ですが、時間はそんなに掛からないと思います。

↑作業の一部分。このような感じで行っています。
カセットはこれらを用意してみました。今回は少なめです(苦笑)

早速、メガドライブのエミュレーターである“gens”を使用して実験。

ほぼ上手く出来たようです。
先人の方と同じく“ストリートファイターⅡplus”のみ、私もダメでした。“Cart Dump”画面の“Auto”項目を選択したら、パソコン側の“dump.exe”画面がそのまま閉じました(^▽^;)
その後、別の“Retrode2”を使ってみたところ、こちらはすぐバックアップすることが出来ました。

カセットの中には出来るもの出来ないものがあるようなので、複数ツールを持っているとこうした時に便利ですね!
■メガドライブ2&メガCD2本体を使ってBiosデータをバックアップ!
今回の方法では、カセットの他にBiosデータもバックアップ出来るので、試しました。
こちらも数字で手順を書いていきます。大体はカセットの時と同じです。
1. メガドライブ2&メガCD2本体を使えるように接続。
2. メガドライブの1P側はコントローラをそのままセット。
3. メガドライブの2P側に作成した“Sega CD Transfer Cable”の“D-SUBコネクター9Pメス”側を挿し、パソコンに搭載されているパラレルポートの方に“D-SUBコネクター25Pオス”側を繋いでおく。
4. パソコン側で“comcable11”の中の“dump.exe”をクリックし、中身を開いて待機状態にしておく。
5. メガCD2本体に作成した“Sega loader v1.0”を入れて電源をON。メガCD2のメニューが立ち上がり、スタートボタンを押すように表示されるので、そのまま押す。
6. “Sega loader v1.0”が起動されるので、項目の中の“DUMP.BIN”を選択し、スタートボタンを押す。

7. “Cart Dump”画面になるので、ここは“CD Bios”の項目を選択し、スタートボタンを押す。


8. テレビ側は↑この様に表示され、パソコン側は↓この様に表示されてバックアップが開始。

バックアップが完了すると、テレビ側は“Cart Dump”画面に戻り、パソコン側は“dump.exe”画面が閉じ、“comcable11”の中に“output.bin”というファイルが出来上がる。

Biosファイルは、128kbで作成されるので、10秒も掛からないですぐ出来ます。
メガCDのゲームはあらかじめ“CD Manipulator”などで、イメージ化しておき、Biosデータは所定の場所に置いておきます。
設定を済ませると、まずメガCD2のメニュー画面が出るので、画面の表示通り、スタートボタンを押します。(エミュだとenterキー)


上手くゲームが起動しました! 動作は特に重くなく普通に遊べます。メガCDは容量が多い分、グラフィックに力が入っていますし、ボイスも普通に入っているので、本当にレトロなのかと驚かされます(^▽^;)
当時機器の価格が高くなければ、リアルに遊べただろうにそこだけがとても残念ですorz
実機を利用した方法はこれまでも試してきましたが、一から材料を揃えたのは初めてだったので、勉強になりました。割と手軽に出来るのが良いですね!
カセット、Biosデータ共にバックアップ出来て大満足です♪
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