“FC USB Adapter”を使ってカセットデータを吸出してみた☆
約一ヶ月ちょいぶりのバックアップ関連日記☆^(o≧▽゚)o
とても興味深いものをネットで見つけたので、書いてみようと思いますφ(・_・”)
※まずこの日記の内容がとても長くなることをあらかじめ明記しておきます。
後、今回試したのはあくまで私自身の環境であり、全てに対応しているかは全く分かりません。機種によって出来るもの出来ないものがあるかもしれません。ご了承下さい(o*。_。)o
大分前になるのですが、こちらを購入してみました。

“FC USB Adapter”というものです。USBケーブルも付属として付いていました。
簡潔にどういったものかというと、ファミコンのゲームデータのバックアップがUSB接続で簡単に行うことが出来ちゃいます。
基板をよく見てみると、“kazzo”とあります。どうやらkazzo仕様になっているようですね。
取りあえず、使えるようにするには、ドライバーをダウンロードする必要があるとのことなので、商品説明に明記してあったURLに飛んでダウンロードしてきました。
それでUSBケーブルを“FC USB Adapter”とパソコンに繋げてインストールしようとしてみたところ、何故か出来ない(^▽^;)
その時に使用したパソコンが“Windows8”だったので、もしかして新しいのでは上手くいかないのではと思い、古い別の“WindowsXP”パソコンで試してみるも全く出来ない(;゚∇゚)
それ以前に実は両機種ともUSB接続で認識すらしませんでした(苦笑)
原因が分からなかったため、しばらく放置しました。プライベートで忙しかったこともあって1年くらいσ(^_^;)
しかし、つい最近ふと思い付きました。
もしかしたら、kazzo仕様だったので、kazzoのサイト様で配布されているファームウェアイメージに書き換えたら、動くのではないだろうかと思って挑戦を試みました! 本題はここから(^▽^;)
今回主に私が用意したものは以下の通り。
・0.1uF セラミックコンデンサ ×2
・ピンヘッダ 2×5 10ピン ×1
・AVRISPmkⅠⅠ ×1
・AVR ISP 6pin(オス) to 10pin(メス) コンバートケーブル ×1(“AVRISPmkⅠⅠ”のマイコン側は6ピンリボンケーブルになっているため変換に必要)
・半田ごて一式
・AVR Studio(ネットからダウンロード)
・unagi_client_windows_062.zip(kazzoのサイト様よりダウンロード)
・kazzo_0.1.3.zip(上記に同じく)
“FC USB Adapter”をよく見てみると、未実装の箇所が二点あります。
これは“ピンヘッダ”と“0.1uF セラミックコンデンサ”が付けられる箇所です。赤丸の部分にそれぞれ半田ごてで実装します。

取り付けるとこのような感じに。これで“FC USB Adapter”の方は準備OK。

次に“AVRISPmkⅠⅠ”を用意。

これはATMEL純正のAVRマイコンライター。これがあるとAVRマイコンにデータを書き込むことが出来ます。付属でこれだけ付いてきます。AVRISPmkⅠⅠを使うためにはまずドライバーをインストールしないといけないので導入しておきます。

付属のUSBケーブルに繋いで動作を確認。
動作を確認したら、“FC USB Adapter”のスイッチをオンにしてUSB接続しておきます。
この時、“AVRISPmkⅠⅠ”と“FC USB Adapter”を“VR ISP 6pin(オス) to 10pin(メス) コンバートケーブル”を使って接続しておきます。


↑これが正常に接続されている状態。

↑ちなみにISPケーブルの接続または向きが違っていると、“AVRISPmkⅠⅠ”本体の二つあるうちの一つのランプがオレンジ色になって点滅します。
続いてネット上から、“AVR Studio”をダウンロードします。バージョンがいくつかありますが、私は“4”を使いました。
“AVR Studio”を起動させると、初めにこのように表示されますが、ここはキャンセル。


↑赤丸の部分をクリックし、↓画像の通りに選択したら、“Connect...”をクリック。

メニューが出てきます。まずは“Main”に合わせます。“Device and Signature Bytes”の項目から、自身の所持する“FC USB Adapter”のAVRマイコンと同じ表記のものを選択。次に青色線の“Read Signature”をクリック。赤色枠のように表示されたらOKです。

続いて“Program”に合わせます。Flash欄の“...”からダウンロードしてきた“kazzo_0.1.3.zip”の中のhexファイルを選択。これも自身の所持する“FC USB Adapter”のAVRマイコンと同じ表記のものを選択します。(画像では既に合わせてあります)


選択したら、“Program”をクリック。赤枠のように表示されたらOKです。
最後に“Fuses”に合わせます。青枠の部分のHIGHとLOWの項目を画像の通りに設定し、矢印の“Program”をクリック。赤枠のように表示されたらOKです。

作業はこれで終了。早速使えるかどうか試してみることに。まず“Windows8”から。
“Windows8”ではUSB接続はして認識は出来るものの、ドライバーはインストール出来なかったので、“WindowsXP”で行ったところ、私の環境では“FC USB Adapter”を使うことが出来ました☆ “Windows7”も所持しているので、後日試してみます。
“XP”に“FC USB Adapter”をUSB接続すると、このように出てきます。

“いいえ、今回は接続しません”に合わせて、次へをクリック。

“一覧または特定の場所からインストールする”に合わせて、次へをクリック。

“次の場所を含める”にチェックを入れて、参照をクリック。ダウンロードしておいた“kazzo_0.1.3.zip”の中の“windows_driver”を選択して、次へをクリック。

インストールが始まります。

完了したようです。一応ここでデバイスマネージャを開き、導入出来ているか確認してみると良いでしょう。
まずは“kazzo_0.1.3.zip”の中にある“kazzo_test.exe”を開いてテストしてみました。

問題ないようです。
今回はこれだけカセットを新たに用意。今回は少し多めに用意しました☆

ではいよいよ、バックアップの方を。
カセットを“FC USB Adapter”にセット。カセットの向きはこのように。

ダウンロードしておいた“unagi_client_windows_062.zip”の中の“anago_wx.exe”を開いて起動させます。


このようにウインドウが表示されます。
バックアップするためにはまずバックアップするカセットのマッパー番号を知っておかないといけません。マッパー番号はパソファミやホンコンを所持している方ならば、すぐ分かるかと思います。“script”欄から所持するカセットのマッパー番号を選択。まあ知らなくとも、しらみつぶしに選択してヒットさせるなんて方法でも良いんじゃないかなと思います。挑戦している感があるように思えるので(^▽^;)

次に“script”欄の下の“ROM image”欄ですが、ここではデータを保存する場所を決めます。右の“Browse”をクリックして、自身で分かりやすいところにお好みの名前で保存をクリック。

最後に右下の“dump”ボタンをクリック。

バックアップが始まります。

完了したら、独特の完了音がするのでファイルを閉じます。
任意の場所にデータファイルが出来ていたら、一応完成です。
何故一応と言ったかというと、1回では上手くバックアップ出来ない場合があって、その時のデータ容量がまちまちだったりします。
なので、BAB様が作成されたツール“ROMチェッカー”を使い、完全に一致するかどうか試してみると良いです。
バックアップの結果は…


大半がバックアップすることが出来ました…。
…このような表現をするということは、もうお察しの通り、一部バックアップ出来ませんでした(^▽^;)
出来なかったのは、
・ドクターマリオ
1点です。
これはマッパー番号が1ですが、試しに“script”欄から別の項目も一つずつ試してみましたが、変わらず駄目でしたσ(^_^;)
ただ単にカセット認識が上手くいかなかったのか、元々出来ないのか、定かではありませんが、時間の合間に色々弄ってみたいと思います(^▽^;)
“FC USB Adapter”を使えるようにするまで、大分手間が掛かりましたが、今回も挑戦して良かったです。初めてAVRにも触れることが出来て大変勉強になりました。
今回行った作業はほとんどが私の思いつきによるものでしたが、一部参考になった情報もあって、大変助かりました。
やっぱり自身で色々と試してみるべきですね! まず行おうと思ったことが良かったと思っています。もちろん、その時その時にリスクもあるでしょうが、やりがいはあります。
“FC USB Adapter”はバックアップの他にフラッシュカートリッジを使用して書き込みが出来るらしいので、こちらもいずれ挑戦してみたいと思っています。
引き続きこれからも少しずつではありますが、研究の方を頑張りたいと思います!d(-_☆)
2016/01/31追記


基板裏に“絶縁スポンジシート”を貼ってみました。ナット部分も更に取り付け済み。
見えない部分にもこうした対策をしてみました(^▽^;)
後、上の記事では触れてはいませんでしたが、“FC USB Adapter”を購入した際に、“FC30 GAME CONTROLLER”の空箱に入って届いたので、これを上手く利用して、ダンパー専用箱を作ってみました☆

作成には↑の手作りステッカーを使用。
完成したのが↓こちら。デザインはシンプルな感じにしてみました。
結果、光沢感のある綺麗な仕上がりになりました。手触りもツルツルとしていて、無駄に防水仕様です(苦笑)



“FC30 GAME CONTROLLER”の空箱はしっかりとした作りになっていて、入れ物として最適でした(^_^)
“FC USB Adapter”を利用した書き込み方法はこちらを参照
とても興味深いものをネットで見つけたので、書いてみようと思いますφ(・_・”)
※まずこの日記の内容がとても長くなることをあらかじめ明記しておきます。
後、今回試したのはあくまで私自身の環境であり、全てに対応しているかは全く分かりません。機種によって出来るもの出来ないものがあるかもしれません。ご了承下さい(o*。_。)o
大分前になるのですが、こちらを購入してみました。

“FC USB Adapter”というものです。USBケーブルも付属として付いていました。
簡潔にどういったものかというと、ファミコンのゲームデータのバックアップがUSB接続で簡単に行うことが出来ちゃいます。
基板をよく見てみると、“kazzo”とあります。どうやらkazzo仕様になっているようですね。
取りあえず、使えるようにするには、ドライバーをダウンロードする必要があるとのことなので、商品説明に明記してあったURLに飛んでダウンロードしてきました。
それでUSBケーブルを“FC USB Adapter”とパソコンに繋げてインストールしようとしてみたところ、何故か出来ない(^▽^;)
その時に使用したパソコンが“Windows8”だったので、もしかして新しいのでは上手くいかないのではと思い、古い別の“WindowsXP”パソコンで試してみるも全く出来ない(;゚∇゚)
それ以前に実は両機種ともUSB接続で認識すらしませんでした(苦笑)
原因が分からなかったため、しばらく放置しました。プライベートで忙しかったこともあって1年くらいσ(^_^;)
しかし、つい最近ふと思い付きました。
もしかしたら、kazzo仕様だったので、kazzoのサイト様で配布されているファームウェアイメージに書き換えたら、動くのではないだろうかと思って挑戦を試みました! 本題はここから(^▽^;)
今回主に私が用意したものは以下の通り。
・0.1uF セラミックコンデンサ ×2
・ピンヘッダ 2×5 10ピン ×1
・AVRISPmkⅠⅠ ×1
・AVR ISP 6pin(オス) to 10pin(メス) コンバートケーブル ×1(“AVRISPmkⅠⅠ”のマイコン側は6ピンリボンケーブルになっているため変換に必要)
・半田ごて一式
・AVR Studio(ネットからダウンロード)
・unagi_client_windows_062.zip(kazzoのサイト様よりダウンロード)
・kazzo_0.1.3.zip(上記に同じく)
“FC USB Adapter”をよく見てみると、未実装の箇所が二点あります。
これは“ピンヘッダ”と“0.1uF セラミックコンデンサ”が付けられる箇所です。赤丸の部分にそれぞれ半田ごてで実装します。

取り付けるとこのような感じに。これで“FC USB Adapter”の方は準備OK。

次に“AVRISPmkⅠⅠ”を用意。

これはATMEL純正のAVRマイコンライター。これがあるとAVRマイコンにデータを書き込むことが出来ます。付属でこれだけ付いてきます。AVRISPmkⅠⅠを使うためにはまずドライバーをインストールしないといけないので導入しておきます。

付属のUSBケーブルに繋いで動作を確認。
動作を確認したら、“FC USB Adapter”のスイッチをオンにしてUSB接続しておきます。
この時、“AVRISPmkⅠⅠ”と“FC USB Adapter”を“VR ISP 6pin(オス) to 10pin(メス) コンバートケーブル”を使って接続しておきます。


↑これが正常に接続されている状態。

↑ちなみにISPケーブルの接続または向きが違っていると、“AVRISPmkⅠⅠ”本体の二つあるうちの一つのランプがオレンジ色になって点滅します。
続いてネット上から、“AVR Studio”をダウンロードします。バージョンがいくつかありますが、私は“4”を使いました。
“AVR Studio”を起動させると、初めにこのように表示されますが、ここはキャンセル。


↑赤丸の部分をクリックし、↓画像の通りに選択したら、“Connect...”をクリック。

メニューが出てきます。まずは“Main”に合わせます。“Device and Signature Bytes”の項目から、自身の所持する“FC USB Adapter”のAVRマイコンと同じ表記のものを選択。次に青色線の“Read Signature”をクリック。赤色枠のように表示されたらOKです。

続いて“Program”に合わせます。Flash欄の“...”からダウンロードしてきた“kazzo_0.1.3.zip”の中のhexファイルを選択。これも自身の所持する“FC USB Adapter”のAVRマイコンと同じ表記のものを選択します。(画像では既に合わせてあります)


選択したら、“Program”をクリック。赤枠のように表示されたらOKです。
最後に“Fuses”に合わせます。青枠の部分のHIGHとLOWの項目を画像の通りに設定し、矢印の“Program”をクリック。赤枠のように表示されたらOKです。

作業はこれで終了。早速使えるかどうか試してみることに。まず“Windows8”から。
“Windows8”ではUSB接続はして認識は出来るものの、ドライバーはインストール出来なかったので、“WindowsXP”で行ったところ、私の環境では“FC USB Adapter”を使うことが出来ました☆ “Windows7”も所持しているので、後日試してみます。
“XP”に“FC USB Adapter”をUSB接続すると、このように出てきます。

“いいえ、今回は接続しません”に合わせて、次へをクリック。

“一覧または特定の場所からインストールする”に合わせて、次へをクリック。

“次の場所を含める”にチェックを入れて、参照をクリック。ダウンロードしておいた“kazzo_0.1.3.zip”の中の“windows_driver”を選択して、次へをクリック。

インストールが始まります。

完了したようです。一応ここでデバイスマネージャを開き、導入出来ているか確認してみると良いでしょう。
まずは“kazzo_0.1.3.zip”の中にある“kazzo_test.exe”を開いてテストしてみました。

問題ないようです。
今回はこれだけカセットを新たに用意。今回は少し多めに用意しました☆

ではいよいよ、バックアップの方を。
カセットを“FC USB Adapter”にセット。カセットの向きはこのように。

ダウンロードしておいた“unagi_client_windows_062.zip”の中の“anago_wx.exe”を開いて起動させます。


このようにウインドウが表示されます。
バックアップするためにはまずバックアップするカセットのマッパー番号を知っておかないといけません。マッパー番号はパソファミやホンコンを所持している方ならば、すぐ分かるかと思います。“script”欄から所持するカセットのマッパー番号を選択。まあ知らなくとも、しらみつぶしに選択してヒットさせるなんて方法でも良いんじゃないかなと思います。挑戦している感があるように思えるので(^▽^;)

次に“script”欄の下の“ROM image”欄ですが、ここではデータを保存する場所を決めます。右の“Browse”をクリックして、自身で分かりやすいところにお好みの名前で保存をクリック。

最後に右下の“dump”ボタンをクリック。

バックアップが始まります。

完了したら、独特の完了音がするのでファイルを閉じます。
任意の場所にデータファイルが出来ていたら、一応完成です。
何故一応と言ったかというと、1回では上手くバックアップ出来ない場合があって、その時のデータ容量がまちまちだったりします。
なので、BAB様が作成されたツール“ROMチェッカー”を使い、完全に一致するかどうか試してみると良いです。
バックアップの結果は…


大半がバックアップすることが出来ました…。
…このような表現をするということは、もうお察しの通り、一部バックアップ出来ませんでした(^▽^;)
出来なかったのは、
・ドクターマリオ
1点です。
これはマッパー番号が1ですが、試しに“script”欄から別の項目も一つずつ試してみましたが、変わらず駄目でしたσ(^_^;)
ただ単にカセット認識が上手くいかなかったのか、元々出来ないのか、定かではありませんが、時間の合間に色々弄ってみたいと思います(^▽^;)
“FC USB Adapter”を使えるようにするまで、大分手間が掛かりましたが、今回も挑戦して良かったです。初めてAVRにも触れることが出来て大変勉強になりました。
今回行った作業はほとんどが私の思いつきによるものでしたが、一部参考になった情報もあって、大変助かりました。
やっぱり自身で色々と試してみるべきですね! まず行おうと思ったことが良かったと思っています。もちろん、その時その時にリスクもあるでしょうが、やりがいはあります。
“FC USB Adapter”はバックアップの他にフラッシュカートリッジを使用して書き込みが出来るらしいので、こちらもいずれ挑戦してみたいと思っています。
引き続きこれからも少しずつではありますが、研究の方を頑張りたいと思います!d(-_☆)
2016/01/31追記


基板裏に“絶縁スポンジシート”を貼ってみました。ナット部分も更に取り付け済み。
見えない部分にもこうした対策をしてみました(^▽^;)
後、上の記事では触れてはいませんでしたが、“FC USB Adapter”を購入した際に、“FC30 GAME CONTROLLER”の空箱に入って届いたので、これを上手く利用して、ダンパー専用箱を作ってみました☆

作成には↑の手作りステッカーを使用。
完成したのが↓こちら。デザインはシンプルな感じにしてみました。
結果、光沢感のある綺麗な仕上がりになりました。手触りもツルツルとしていて、無駄に防水仕様です(苦笑)



“FC30 GAME CONTROLLER”の空箱はしっかりとした作りになっていて、入れ物として最適でした(^_^)
“FC USB Adapter”を利用した書き込み方法はこちらを参照
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