ドリームキャスト本体を使って、bios&flashデータとゲームデータを吸い出してみた☆
前回の日記の続きです。
エミュレーター関連19回目の挑戦になりました。ドリームキャスト編です。今回も実機を使用します。

ドリームキャストのゲームソフトは、プレイステーションやセガサターンと同じく、見た目がCDです。なので、バックアップなら“CD Manipulator”辺りを使えば良いのでは?と思われるかもしれませんが、これは“GD-ROM”と呼ばれる特殊なメディアになっているため、ゲーム情報を読み込むことが出来ません。仮にパソコンのドライブで再生すると、警告音声が流れることがあります。

画像にも載せてみましたが、記録面が3種類あり、内周の領域は音楽CD/CD-ROMと同じフォーマット仕様、外周部はGD-ROM独自の高密度フォーマットとなっていて、一般のCD-ROMドライブで読むことは出来ないようです。(Wikiより抜粋)
特殊なものには特殊なものをということで、実機を使った方法で作業を行いました!
必要なものは以下の通りに揃えてみました。
・ドリームキャスト本体(Mil-CD対応かつSDカード対応化したもの)
・SDカード (2GBまでの比較的容量の少ないもの?)
・ブランクCD-R
・Dreamcast SD Loader(ネットからダウンロード)
・Dreamcast SD Rip(↑と同じく)
・Dir2boot.exe(CDイメージ作成に使用)
・DiscJuggler(CDイメージを焼くのに必要)
■“起動ディスク”を作成
まずはバックアップに必要な“起動ディスク”を作成する必要があります。基本的に“Dreamcast SD Rip”専用のCDを作成するのですが、せっかくなので2種類作成してみました。ここでは“Dreamcast SD Loader”作成の手順を書いてみます。
簡単な手順として、
1.“Dreamcast SD Loader”を解凍して出てきた“1st_read.bin”と“ip.bin”を新規フォルダを作成してそこに入れる。この時フォルダ名は“dcsdload”にする。
2.“Dir2boot.exe”を起動させてから、Browseをクリックし、作成した“dcsdload”を選択。
※“Dir2boot.exe”を使用するには、XP辺りの古いOS推奨のようです。
3.“Discjuggler”をクリックして、CDイメージを作成。
4. 作成したCDイメージを“Discjuggler”を使って焼く。設定は以下のようにする。
モード→Mode2
ブロック→2352
RAWモード→チェックを入れる

それで出来上がったのが↑こちら。メディアの中が分かるようにマジックで書いておきました。
↓“Dreamcast SD Rip”の場合も同じ手順で作成します。変更点はファイル名が違うだけです。

■起動ディスク&SDカードの認識確認
まずは“Dreamcast SD Loader”を起動と同時にSDカードが認識出来ているか試してみます。
SDカードはこちらを用意。Panasonic製の2GB仕様です。カードによっては読み込み出来ないものがあるそうなので、余裕があれば複数枚用意しておくと良いと思います。

SDカードスロットがDIP化モジュールされたものを接続口に挿します。ちなみに左のスイッチはリセットになっています。

2015/04/27追記
↑のものを↓の様に変更しました。
外付けVer.として製作しましたが、自分で納得がいくように最終的に内蔵型にしました。ソケットが余分にあると、ややこしいと思ったので(^▽^;)
用意したSDカードスロットは至って普通の単品仕様。
SDカードスロットのピンはとても短く、折れやすいので、はんだ付け後はホットボンドでしっかり固めました。
スロット裏は両面テープで固定しました。LEDは前の緑色をホットボンドで固めなかったので、ピンの根本が折れましたorz なので黄色に変更し、今度はしっかりホットボンドで固定。データを読み書き、LEDが発色などの動作を確認。
次にCD-Rに焼いた“Dreamcast SD Loader”をセットして電源をON。

上手く起動出来たようです。
ドリームキャスト本体がMil-CD対応していると、“Dreamcast SD Loader”画面が表示され、SDカードに対応化させておくと、カードの中身が表示されます。
別途“sdcard_test.bin”データを用意して、SDカードにコピーしておき、実行すると“bios”と“flash”データをバックアップすることが出来ます。
続いて“Dreamcast SD Rip”の起動を。こちらも上手く起動出来ました☆

ゲームデータのバックアップにはこちらを使用します。“Dreamcast SD Loader”と同様にこちらでも“bios”と“flash”データをバックアップすることが出来ます。

“bios”をバックアップしたい時は、“BIOS ROM”を選択。

“flash”の場合は“FLASH MEMORY”を選択。それぞれ数秒でバックアップ出来ます。
GD-ROMの場合は、ファイル形式をbinかisoのどちらかを選ぶことが出来ます。バックアップにはトラックを選ぶか、一括でバックアップするかを決めることが出来ます。私は一括で行いました。ファイル形式はお好みで選ぶと良いと思います。

では、本題のゲームデータのバックアップを。ソフトは取りあえずこれだけ揃えました。他に所持しているものは後日試して不定期に結果を書いてみます。

ファイル形式を選んでから指示に従っていくと、ディスクを変えるように表示されるので、バックアップしたいソフトに交換して更に指示に従い、バックアップ開始。

すると、ディスク情報が表示されてバックアップが始まります。この段階ではtrack3をバックアップ中。

完了すると、一番下の黄色線の様に“hit any button”と表示されるので、それを目印にすると良いと思います。
ゲームソフトによってまちまちですが、バックアップに掛かる時間は私の場合40~50分程でした。
どうやら、一番容量の多いトラックがメインのゲームデータのようですね。当たり前ですが(苦笑)
ともあれ、これで“bios”と“flash”データと共にゲームデータもバックアップすることが出来ました!
次回の日記は、実際にエミュレーターを使って、動作の確認をしてみます。
エミュレーター関連19回目の挑戦になりました。ドリームキャスト編です。今回も実機を使用します。

ドリームキャストのゲームソフトは、プレイステーションやセガサターンと同じく、見た目がCDです。なので、バックアップなら“CD Manipulator”辺りを使えば良いのでは?と思われるかもしれませんが、これは“GD-ROM”と呼ばれる特殊なメディアになっているため、ゲーム情報を読み込むことが出来ません。仮にパソコンのドライブで再生すると、警告音声が流れることがあります。

画像にも載せてみましたが、記録面が3種類あり、内周の領域は音楽CD/CD-ROMと同じフォーマット仕様、外周部はGD-ROM独自の高密度フォーマットとなっていて、一般のCD-ROMドライブで読むことは出来ないようです。(Wikiより抜粋)
特殊なものには特殊なものをということで、実機を使った方法で作業を行いました!
必要なものは以下の通りに揃えてみました。
・ドリームキャスト本体(Mil-CD対応かつSDカード対応化したもの)
・SDカード (2GBまでの比較的容量の少ないもの?)
・ブランクCD-R
・Dreamcast SD Loader(ネットからダウンロード)
・Dreamcast SD Rip(↑と同じく)
・Dir2boot.exe(CDイメージ作成に使用)
・DiscJuggler(CDイメージを焼くのに必要)
■“起動ディスク”を作成
まずはバックアップに必要な“起動ディスク”を作成する必要があります。基本的に“Dreamcast SD Rip”専用のCDを作成するのですが、せっかくなので2種類作成してみました。ここでは“Dreamcast SD Loader”作成の手順を書いてみます。
簡単な手順として、
1.“Dreamcast SD Loader”を解凍して出てきた“1st_read.bin”と“ip.bin”を新規フォルダを作成してそこに入れる。この時フォルダ名は“dcsdload”にする。
2.“Dir2boot.exe”を起動させてから、Browseをクリックし、作成した“dcsdload”を選択。
※“Dir2boot.exe”を使用するには、XP辺りの古いOS推奨のようです。
3.“Discjuggler”をクリックして、CDイメージを作成。
4. 作成したCDイメージを“Discjuggler”を使って焼く。設定は以下のようにする。
モード→Mode2
ブロック→2352
RAWモード→チェックを入れる

それで出来上がったのが↑こちら。メディアの中が分かるようにマジックで書いておきました。
↓“Dreamcast SD Rip”の場合も同じ手順で作成します。変更点はファイル名が違うだけです。

■起動ディスク&SDカードの認識確認
まずは“Dreamcast SD Loader”を起動と同時にSDカードが認識出来ているか試してみます。
SDカードはこちらを用意。Panasonic製の2GB仕様です。カードによっては読み込み出来ないものがあるそうなので、余裕があれば複数枚用意しておくと良いと思います。

SDカードスロットがDIP化モジュールされたものを接続口に挿します。ちなみに左のスイッチはリセットになっています。

2015/04/27追記
↑のものを↓の様に変更しました。
外付けVer.として製作しましたが、自分で納得がいくように最終的に内蔵型にしました。ソケットが余分にあると、ややこしいと思ったので(^▽^;)
用意したSDカードスロットは至って普通の単品仕様。
SDカードスロットのピンはとても短く、折れやすいので、はんだ付け後はホットボンドでしっかり固めました。

スロット裏は両面テープで固定しました。LEDは前の緑色をホットボンドで固めなかったので、ピンの根本が折れましたorz なので黄色に変更し、今度はしっかりホットボンドで固定。データを読み書き、LEDが発色などの動作を確認。
次にCD-Rに焼いた“Dreamcast SD Loader”をセットして電源をON。

上手く起動出来たようです。
ドリームキャスト本体がMil-CD対応していると、“Dreamcast SD Loader”画面が表示され、SDカードに対応化させておくと、カードの中身が表示されます。
別途“sdcard_test.bin”データを用意して、SDカードにコピーしておき、実行すると“bios”と“flash”データをバックアップすることが出来ます。
続いて“Dreamcast SD Rip”の起動を。こちらも上手く起動出来ました☆

ゲームデータのバックアップにはこちらを使用します。“Dreamcast SD Loader”と同様にこちらでも“bios”と“flash”データをバックアップすることが出来ます。

“bios”をバックアップしたい時は、“BIOS ROM”を選択。

“flash”の場合は“FLASH MEMORY”を選択。それぞれ数秒でバックアップ出来ます。
GD-ROMの場合は、ファイル形式をbinかisoのどちらかを選ぶことが出来ます。バックアップにはトラックを選ぶか、一括でバックアップするかを決めることが出来ます。私は一括で行いました。ファイル形式はお好みで選ぶと良いと思います。

では、本題のゲームデータのバックアップを。ソフトは取りあえずこれだけ揃えました。他に所持しているものは後日試して不定期に結果を書いてみます。

ファイル形式を選んでから指示に従っていくと、ディスクを変えるように表示されるので、バックアップしたいソフトに交換して更に指示に従い、バックアップ開始。

すると、ディスク情報が表示されてバックアップが始まります。この段階ではtrack3をバックアップ中。

完了すると、一番下の黄色線の様に“hit any button”と表示されるので、それを目印にすると良いと思います。
ゲームソフトによってまちまちですが、バックアップに掛かる時間は私の場合40~50分程でした。
どうやら、一番容量の多いトラックがメインのゲームデータのようですね。当たり前ですが(苦笑)
ともあれ、これで“bios”と“flash”データと共にゲームデータもバックアップすることが出来ました!
次回の日記は、実際にエミュレーターを使って、動作の確認をしてみます。
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