ドリームキャスト本体にSDカードスロットを対応させてみた☆

ネットで調べてみると、ドリームキャストに関しては実に様々な改造方法が書かれています。
私が既に試した“リセットボタンの実装”や“AV/S端子の増設”などもその中の一部です。
それでまた新たなことにチャレンジしてみようと調べたところ、またまた興味深いものを見つけたので、日記に書いてみようと思います。
それがタイトルにもあるように、ドリームキャストにSDカードスロットを対応化させてしまおうというものです。
これを行うことにより、本体の機能をより充実させることが出来、活躍の場が一層広がります。
私が一番興味を惹かれたのは、ドリームキャストのゲームソフトをバックアップさせることが出来るというものでした。後、エミュで起動させるのに必要な“bios”と“flash”データも何とバックアップ出来るということで、これはやるしかない!とすぐ準備の方に取り掛かりました(苦笑)
参考にさせていただいたのは、こちらのサイト様と備忘録様とがらくた文書工房様です。有難うございました。
まず一番最初にやらなければいけないことは、ドリームキャスト本体が“MIL-CD対応”か“非対応”かを見分ける必要があります。MIL-CDとは音楽CDの一種であり、ドリームキャスト本体で自作したプログラムデータなどを読むことが可能です。本体でCD-Rが動くということですね。
見分け方として、本体裏に印刷されたバーコードの数字に注目。

左から3番目の数字が“8”か“9”だと確実に対応しているようです。ここは製造年の下一桁の数字の模様。
仮にバーコードシールが何らかの理由により、剥がれて既に無い場合は、本体中身の一番下にあるメインボードにしっかり書かれています。
数字が確認出来たら、SDカードスロット対応化に必要な材料を揃えます。
私は主にこれだけ揃えてみました!
・SDカードスロットDIP化モジュール ×1
・コンデンサー 0.1μF ×1
・電解コンデンサ 47μF ×1
・配線材(出来るだけ多く。見分けとして各色揃えておくと良い)
・ピンヘッダ・ソケット ×各1(1×42のものを用意)
・抵抗 470Ω ×1
・LED ×1(お好みの色を用意)
・余ったユニバーサル基板
・ホットボンド
※上記の5点は必ず用意する必要はありませんが、アクセスランプを付けたい場合は“抵抗 470ΩとLED”、配線の汎用性を持たせるためには“ピンヘッダとピンソケット”が、はんだ付けした部分が取れない様に強化したい場合は“ホットボンド”を、電子部品を固定させたい場合は“ユニバーサル基板”をそれぞれ用意した方が良いと思います。特に“ホットボンド”は必ず役に立ちます。
材料を揃えたら、早速作業を開始。
主にメインボードのシリアルポート部分を弄ります。
ようはシリアルポート部分とSDカードスロットを結線してしまおうというものです。
既に試された先人の方々は、シリアル端子(赤丸部分)にはんだ付けして接続されていますが、下手をすると端子の間隔が狭いために互いがはんだでくっついてしまう可能性大なので、慣れていないとかなり危険です。よほど上手くやらないと配線がすぐ取れてしまうと思います。

単四電池を置いて大きさを比較。とても配線しずらいです…。
なので、私はシリアル端子に直接半田付けではなく、備忘録様と同じく、メインボード裏からの配線方法で行いました。回路図も備忘録様が紹介されていた先を参考にさせていただきました。↓の赤枠部分を弄ります。ここはメインボード裏のシリアル端子部分にあたります。


出来たのがこちら。配線の出す場所を考えてこの様にしてから、動かないようにホットボンドで固定。こっちでやると楽に作業出来ました。この時点ではまだ配線材はかなり長いままです。白い配線が見えますが、これは他の配線を軽くまとめるために用意しました。したがって無くても全く問題ありません。

配線材の長さを決めたら適度にカットし、付け替えしやすいようにピンソケットを使用。またはんだ付け部分にホットボンドを。

電子部品はこの様に取り付けました。空中配線よりユニバーサル基板で固定させた方が安定します。裏はホットボンドを付けています。
ピンヘッダ・ソケットが少し多いですが、これは素で間違えましたw 部品位置の偏ってるのは、まあ気にしない気にしない(苦笑)

本体の中身上部の全体図。こうしてみると、色々と弄っていますね(苦笑)
これにて作業終了です。

SDカードスロット対応化にあたり、SDカードスロット内蔵を考えてましたが、今回は外付けVer.として製作しました。
ピンソケットが多いですが、本体の加工で削り過ぎてしまったので、右の空いた4か所はダミーにしています。

そこで、SDカードスロットがDIP化モジュールされたものを用意。2.54mmピッチのピンが実装されているので、ピンソケットがあると大変便利です。裏はプリント部分が傷つかないように絶縁テープを貼っています。

SDカードスロット内蔵型は、もう一台の方で試してみようと思います☆
気になる実験結果は、次回の日記で書いてみます。
2015/04/27追記
外付けVer.として製作しましたが、自分で納得がいくように最終的に内蔵型にしました。ソケットが余分にあると、ややこしいと思ったので(^▽^;)
用意したSDカードスロットは至って普通の単品仕様。スロット裏は両面テープで固定。
SDカードスロットのピンはとても短く、折れやすいので、はんだ付け後はホットボンドでしっかり固めました。

“SDカードスロットDIP化モジュール”やピンソケットなどは、別のところで再利用しようと思います。
2015/05/02追記
もう一台所持している本体にもSDカードスロットを対応させました。LEDを赤にし、カード口を広げすぎたため、先人の方と
同じようにカモフラージュ(私は黒の絶縁テープを適度に切って細工)させましたσ(^_^;)

こちらは“SDカードスロットDIP化モジュール”を取り付けたものになります。

蓋にホットボンドで逆さに付けているので、SDカードを挿す時も逆さです(^▽^;)

こちらが本体中身の上段全体図。なかなか満足のいくようになりました(^▽^)/

回路は前回の反省を活かして、ソケットなどを揃えてしっかり整えました☆
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