MSX本体を使ってゲームデータを吸い出してみた☆(準備&起動ディスク編)
またしても実機を使用した挑戦18回目です。今回はMSX編!

ファミコンディスクシステム編の時と同じく記事を分けて書いていきたいと思います。
まあ、前ほど長くはならないと思いますが(^▽^;)
色々書く前にさらっと作業内容を言うと、主なバックアップ方法は、FDSLOADRと同じようにフロッピーディスクに保存する形になります。ただし、フロッピーディスクの種類は“2DD”タイプの方で行います。
フロッピーディスクを使うので、MSX本体はFDDが内蔵されている機体が推奨です。他にMSXで使える外付けタイプのFDDもあるようですが、そちらは所持していないので未確認です。
また、私は挑戦に松下電器産業(現・Panasonic)の機体を使いましたが、他のメーカーは所持していないのでこちらも未確認です。
参考にさせていただいたのはいつもお世話になっている“ぽんRev!! 個人的備忘録様”のブログと、後はこちらのサイト様を参考にさせていただきました。有難うございました!
作業するのに必要なものは以下の通りに揃えてみました。
・ノートパソコン (OSはMeまたはXP)
・MSX2+“FS-A1WSX ”本体
・フロッピーディスク (2DDのもの)
・MSX-DOS2システム (実機に付属されたFDや、雑誌“MSX MAGAZINE 永久保存版2または3”などに付属)
・MSXform (FDを実機で使用出来る様にするため必要)
・NSSAVE.COM (32kByte以下のROMを吸い出すのに必要)
・MGSAVE.COM (64kbyte以上のROMを吸い出すのに必要)
上記のもので以上です。バックアップに必要なツールを公開されている方がおられたおかげで今回作業することが出来ました。有難うございました!
MSXのカセットは種類が以下の通り存在するので、必要に応じてNSSAVE.COMとMGSAVE.COMのプログラムデータも用意しておきます。
■普通のROM(32kbyteまでのもの)
■メガROM(64kbyte以上のもの)
※メガROMには、アスキー8kBANK仕様、アスキー16kBANK仕様、コナミ仕様、コナミSCC仕様と種類が存在する。
ROMの種類は、大抵パッケージなど目立つところに表示されているようです。特に書かれていないものは32kbyteまでのものがほとんどだそうですが、中には64kbyte以上のものも存在するようなので、プログラムデータはあらかじめ2種類用意しておくと良いと思います。
と、ここからは実際に作業内容を書いていきたいと思います。
■作業1:起動ディスクの作成

上の方でも触れましたが、バックアップにはフロッピーディスクを使います。しかし、中身がブランクのままでは本体で使用することが出来ません。そこでまず使えるようにするためにフロッピーディスクをフォーマットします。
フォーマットには、“MSXform”というソフトウェアを使用。これはMSX規格の2DDフロッピーディスクを作成することが出来ます。

ソフトウェアを開くと、↓この様に出てくるので、使用する実機に応じてフォーマット形式を変更し、その後で実行をクリック。

確認ウインドウが出るので、このまま“はい”をクリック。

次に“開始”をクリック。


フォーマットが始まり、しばらくすると完了ウインドウが出るので、OKをクリック。
これでフォーマットが完了しました。

続いて、バックアップに必要なシステムデータをフロッピーディスクに入れる必要があります。
そこで“MSX-DOS2システム”を用意。このシステムデータは本来MSXのフロッピーディスクドライブや、パーソナルコンピューター本体、アプリケーションソフトウェアに付属して配布されたものだそうですが、現在入手が困難なものになっています。
私も色々探してみましたが、見つからなかったので更に色々試してみた結果、(少し変わった?)別の方法で入手したのでそちらを書いてみます。

それがこちら。「MSX MAGAZINE 永久保存版3」です。これはMSXユーザーの方にはたまらない嬉しい内容の雑誌になっていて、こと細かくMSXについて色々と書かれています。この永久保存版は、第3号まで発刊されていて現在どれも絶版になっています。私は粘り強く探して、何とか3号だけ入手することが出来ました(^▽^;) 機会があれば、1号と2号も手に入れてみたいです☆
少しお話が脱線しましたが、この雑誌にはCD-ROMが添付されています。この中に“MSX-DOS2システム”が収録されています。ちなみにFDがフォーマット出来る“MSXform”も収録されています。こちらはネット上でもダウンロード出来ますが、CD-ROMの方でもゲット可能です。
※当然CD-ROM内のデータは、著作権法に保護されているので、本書を購入した方以外の利用は出来ません。当たり前ですが、CD-ROMは本人が大事に管理すること。
それでは、CD-ROM内から“MSX-DOS2システム”を取り出してみます。
取り出しにはフロッピーディスクとフロッピーディスクドライブが内蔵されたパソコンが必要です(フロッピーディスクに“MSX-DOS2システム”を保存するため)。外付けのFDDの場合、所持していないので分かりません。
初めにまずパソコンのCDドライブにCD-ROMを入れて中身を開きます。

開いたら“「BASIC」インストーラ”をクリック。すると、ファイルの中身が表示されるので、セットアップをクリック。

インストールが始まります。

出来上がったファイルの中の“MMAG3BASIC”をクリックして起動させます。

2種類ありますが、どちらでも構いません。
このように表示されます。

表示されたら、上の項目のDrive1のDISC Bをクリック。

その後にRestartをクリックしてOKをクリック。

内容を変更したことにより、この様に表示されました。

そうしたら、“copy a: h:”と入力。yの後とhの前は半角スペースです。

入力したら、この様に出てきます。目的のものがここでようやく見つかりました。他にもファイルがありますが、せっかくなのでこれらも保存したいと思います。

保存するには、再び上の項目のDrive1から今度はREAL DRIVEをクリック。

クリックしたら、ここで最初にフォーマットしておいたフロッピーディスクをパソコンのFDDに入れます。
入れたら、“copy h: a:”と上記とはaとhを逆にして入力。すると、FDD内で書き込みが始まります。

この様に出てきたら、書き込みが完了です。後は“BASIC”のウインドウを閉じて、フロッピーディスク内のデータの確認を。
無事出来上がりました!

これらに追加で有志の方が作成されたNSSAVE.COMとMGSAVE.COMのプログラムデータも入れておきます。

これで起動ディスクの完成です。
次の記事では、いよいよROMカートリッジのバックアップについて書いていこうと思います。
MSX本体を使ったカセットのバックアップ方法はをこちらを参照
MSX本体を使ったゲームのエミュ方法はこちらを参照

ファミコンディスクシステム編の時と同じく記事を分けて書いていきたいと思います。
まあ、前ほど長くはならないと思いますが(^▽^;)
色々書く前にさらっと作業内容を言うと、主なバックアップ方法は、FDSLOADRと同じようにフロッピーディスクに保存する形になります。ただし、フロッピーディスクの種類は“2DD”タイプの方で行います。
フロッピーディスクを使うので、MSX本体はFDDが内蔵されている機体が推奨です。他にMSXで使える外付けタイプのFDDもあるようですが、そちらは所持していないので未確認です。
また、私は挑戦に松下電器産業(現・Panasonic)の機体を使いましたが、他のメーカーは所持していないのでこちらも未確認です。
参考にさせていただいたのはいつもお世話になっている“ぽんRev!! 個人的備忘録様”のブログと、後はこちらのサイト様を参考にさせていただきました。有難うございました!
作業するのに必要なものは以下の通りに揃えてみました。
・ノートパソコン (OSはMeまたはXP)
・MSX2+“FS-A1WSX ”本体
・フロッピーディスク (2DDのもの)
・MSX-DOS2システム (実機に付属されたFDや、雑誌“MSX MAGAZINE 永久保存版2または3”などに付属)
・MSXform (FDを実機で使用出来る様にするため必要)
・NSSAVE.COM (32kByte以下のROMを吸い出すのに必要)
・MGSAVE.COM (64kbyte以上のROMを吸い出すのに必要)
上記のもので以上です。バックアップに必要なツールを公開されている方がおられたおかげで今回作業することが出来ました。有難うございました!
MSXのカセットは種類が以下の通り存在するので、必要に応じてNSSAVE.COMとMGSAVE.COMのプログラムデータも用意しておきます。
■普通のROM(32kbyteまでのもの)
■メガROM(64kbyte以上のもの)
※メガROMには、アスキー8kBANK仕様、アスキー16kBANK仕様、コナミ仕様、コナミSCC仕様と種類が存在する。
ROMの種類は、大抵パッケージなど目立つところに表示されているようです。特に書かれていないものは32kbyteまでのものがほとんどだそうですが、中には64kbyte以上のものも存在するようなので、プログラムデータはあらかじめ2種類用意しておくと良いと思います。
と、ここからは実際に作業内容を書いていきたいと思います。
■作業1:起動ディスクの作成

上の方でも触れましたが、バックアップにはフロッピーディスクを使います。しかし、中身がブランクのままでは本体で使用することが出来ません。そこでまず使えるようにするためにフロッピーディスクをフォーマットします。
フォーマットには、“MSXform”というソフトウェアを使用。これはMSX規格の2DDフロッピーディスクを作成することが出来ます。

ソフトウェアを開くと、↓この様に出てくるので、使用する実機に応じてフォーマット形式を変更し、その後で実行をクリック。

確認ウインドウが出るので、このまま“はい”をクリック。

次に“開始”をクリック。


フォーマットが始まり、しばらくすると完了ウインドウが出るので、OKをクリック。
これでフォーマットが完了しました。

続いて、バックアップに必要なシステムデータをフロッピーディスクに入れる必要があります。
そこで“MSX-DOS2システム”を用意。このシステムデータは本来MSXのフロッピーディスクドライブや、パーソナルコンピューター本体、アプリケーションソフトウェアに付属して配布されたものだそうですが、現在入手が困難なものになっています。
私も色々探してみましたが、見つからなかったので更に色々試してみた結果、(少し変わった?)別の方法で入手したのでそちらを書いてみます。

それがこちら。「MSX MAGAZINE 永久保存版3」です。これはMSXユーザーの方にはたまらない嬉しい内容の雑誌になっていて、こと細かくMSXについて色々と書かれています。この永久保存版は、第3号まで発刊されていて現在どれも絶版になっています。私は粘り強く探して、何とか3号だけ入手することが出来ました(^▽^;) 機会があれば、1号と2号も手に入れてみたいです☆
少しお話が脱線しましたが、この雑誌にはCD-ROMが添付されています。この中に“MSX-DOS2システム”が収録されています。ちなみにFDがフォーマット出来る“MSXform”も収録されています。こちらはネット上でもダウンロード出来ますが、CD-ROMの方でもゲット可能です。
※当然CD-ROM内のデータは、著作権法に保護されているので、本書を購入した方以外の利用は出来ません。当たり前ですが、CD-ROMは本人が大事に管理すること。
それでは、CD-ROM内から“MSX-DOS2システム”を取り出してみます。
取り出しにはフロッピーディスクとフロッピーディスクドライブが内蔵されたパソコンが必要です(フロッピーディスクに“MSX-DOS2システム”を保存するため)。外付けのFDDの場合、所持していないので分かりません。
初めにまずパソコンのCDドライブにCD-ROMを入れて中身を開きます。

開いたら“「BASIC」インストーラ”をクリック。すると、ファイルの中身が表示されるので、セットアップをクリック。

インストールが始まります。

出来上がったファイルの中の“MMAG3BASIC”をクリックして起動させます。

2種類ありますが、どちらでも構いません。
このように表示されます。

表示されたら、上の項目のDrive1のDISC Bをクリック。

その後にRestartをクリックしてOKをクリック。

内容を変更したことにより、この様に表示されました。

そうしたら、“copy a: h:”と入力。yの後とhの前は半角スペースです。

入力したら、この様に出てきます。目的のものがここでようやく見つかりました。他にもファイルがありますが、せっかくなのでこれらも保存したいと思います。

保存するには、再び上の項目のDrive1から今度はREAL DRIVEをクリック。

クリックしたら、ここで最初にフォーマットしておいたフロッピーディスクをパソコンのFDDに入れます。
入れたら、“copy h: a:”と上記とはaとhを逆にして入力。すると、FDD内で書き込みが始まります。

この様に出てきたら、書き込みが完了です。後は“BASIC”のウインドウを閉じて、フロッピーディスク内のデータの確認を。
無事出来上がりました!

これらに追加で有志の方が作成されたNSSAVE.COMとMGSAVE.COMのプログラムデータも入れておきます。

これで起動ディスクの完成です。
次の記事では、いよいよROMカートリッジのバックアップについて書いていこうと思います。
MSX本体を使ったカセットのバックアップ方法はをこちらを参照
MSX本体を使ったゲームのエミュ方法はこちらを参照
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