WSCダンパーを使ってゲームデータを吸い出してみた!
前回のメガドラ2本体を使ったバックアップに続き、これで17回目の挑戦です。いやぁこうしてみると大分挑戦してきましたねw
といっても今回は、ちゃんとした機器があるので、基本的には流れに沿ってするだけです。

バックアップには“WSCダンパー”という機器を使います。ネットで予約してゲットしました☆
これはワンダースワン(カラーも含む)のゲームデータ・セーブデータのバックアップの他、書き込みにも対応しており、USBで接続出来る優れものです。実験としてOSはWindows8.1で試してみましたが、問題なく使うことが出来ました。OSがXPの場合、ドライバーファイルをダウンロードして導入しておく必要があるようですが、8.1ではドライバーファイル無しで私のパソコンは扱えました。
この機器をパソコンに繋ぐだけでは使えないので、クライアントソフトウェアをダウンロードする必要があります。(バックアップ及び書き込みに必要) これは機器を購入した商品説明欄にURLが貼ってある(ドライバーファイルも同様)ので、ダウンロードした後に起動させます。
起動すると、このようにウインドウが出てきます。

カセットはこれだけ揃えてみました☆(後日新たにゲットしたものもあり) 後、実機もジャンク品で購入。

機器の方もUSB接続をしておき、バックアップしたいカセットを挿しておきます。


再びパソコン側に戻って、“Cart Info”をクリックしてカセットを認識させます。すると赤枠のように表示されるので、ROMとRAMサイズを確認。↓ここが0だとカセットが認識されていないので、再度挿し直します。

続いて“Read FLASH”をクリック。どこに保存するかウインドウが表示されるので、お好みのファイル名にして保存。
保存したら、後は自動的に下のバーが右へ伸びていくので待ちます。

バーが溜まってパーセントが0に戻ったら完了です。
任意の場所に保存したファイルがちゃんと出来ているかどうか“ROMチェッカー”を使って確認。

しっかり一致したようです(^^)
エミュレータでの動作も確認。全く問題なく遊ぶことが出来ました☆


上記の段階まで見てみると、すんなり作業が出来ているように見えますが、実は“WSCダンパー”という機器はファームウェアのバージョンがあり、これが1.17より下だとモノクロのゲームデータしかバックアップすることが出来ません。(私のは1.16だったようですσ(^_^;))
後、クライアントソフトも1.18専用のものを使う必要があります。せっかくなので、書いてみたいと思います。
■“WSCダンパーのファームウェア更新”
カラーのものも扱えるようにするためには、FWを1.18にバージョンアップさせて、クライアントソフトも1.18のものを用意します。
ファームウェアデータとクライアントソフトは商品説明欄から、簡単にダウンロード出来ますが、機器へのFW書き換えには“AVRマイコンライター”が必須です。
私は以前“FC USB Adapter”の日記で用意した“AVRISPmkⅠⅠ”を使いました。


このように接続。やり方は“FC USB Adapter”の日記の時と同じです。
書き換えに使用したソフトは前と同じく“AVR Studio 4”です。
“AVR Studio 4”と“WSCダンパー”の設定を済ませると、Mainメニューウインドウが↓このように出てくるので、“WSCダンパー”のAVRマイコンと同じ表記のものを選択。(赤色枠部分) 次に画面矢印の“Read Signature”をクリック。青色枠のように表示されたら機器の認識OKです。


“Program”に合わせます。Flash欄の“...”からダウンロードしてきたhexファイルを選択。これも自身の所持する“WSCダンパー”のAVRマイコンと同じ表記のものを選択します。(画像では既に合わせてあります)
次に“Program”をクリックすると、書き込みが始まり、上手くいくと下記にOKがずらっと出てきます。

続いて“Fuses”の設定。HIGHとLOWを共に“0×FF”にして“Program”をクリック。書き込みが始まり、上手くいくと下記にOKがずらっと出てきます。

最後に“LockBits”に合わせて、LOOKBITを“0×FF”にして“Program”をクリック。書き込みが始まり、上手くいくと下記にOKがずらっと出てきます。
以上でファームウェアの更新は完了です。ファームウェア更新方法は商品説明欄のURL先を参考にさせていただきました。そこでは“AVR Studio 4”とは違ったソフトウェアや“AVRマイコンライター”を使っており、そちらを使ったほうが早かった気がしましたが、材料が既に私は整っていたので、別のやり方で試してみました☆
主な目的はゲームデータのバックアップですが、またまたせっかくなので、セーブデータの書き込みも試してみましたw
■セーブデータの書き込み
バックアップしたゲームデータをエミュレーターで実際にある程度プレイしてそのセーブデータをワンダースワンの実機で上手く行えるかどうかの実験をしてみました。

エミュレーターにはPSPのエミュレーター“e[mulator]”を使用。他にも“Oswan”というのもありましたが、私の環境ではどう設定しても動作が快適ではなかったので“e[mulator]”を使用しました。このエミュレーターは、WSの他にFC、GB、NGP(カラー専用は不可)、PCEにも対応した優れものです。
お話が少し脱線してしまいましたが、PSPのエミュでセーブデータを作ると、拡張子が“srm”で作成されるので、これを任意の場所にコピーして拡張子を“sav”に変更します。変更しようとすると、扱えなくなる可能性があると警告が出ますが問題ありません。

機器に書き込みたいカセットを挿して“Write RAM”をクリックし、変更したセーブデータを選択。
するとカセットへ書き込みが始まります。ゲームデータとは違い、バーの溜りが早いです。

早速上手く出来たかどうか実機で実験。

ちゃんと反映されたようですヽ(*^^*)ノ
ちなみに“Read RAM”をクリックしてのセーブデータバックアップも問題ありませんでした☆
※画像では蛍光灯の真下から撮りましたが、実際はもっと暗いです…orz
ソフトウェアの項目に“Erase”なるものもありましたが、こちらはまだノータッチです(^▽^;)
何はともあれ、今回も色々と試すことが出来て大満足です。ワンダースワンはバックアップしたいランキングで個人的に上位だったので尚更に(;^_^A
これまでもバックアップ方法を探っていたのですが、やり方が限られていたので、大変助かりました。何よりもUSBでの接続・OSが新しいものでも対応可能というのが大きな利点だと思います。バックアップとなるとパラレルポートやら古いOSに限られてしまうことが多いですからね(-"-;A
カラーの実機と違い、エミュで遊んでみると、画面がくっきり見えてとても遊びやすかったです。
とても良いものを手に入れることが出来て良かったです。
今更ではありますが、日記によってはまたこれまで長々と読んでいただき有難うございました(m;_ _)m

〈追記〉
後に足を別途用意して付けてみました。地べたな状態で傷つきそうだったので(^▽^;)
2015/04/22追記
後に私が思った注意点を追記という形で書いてみます。
何度か使用した際にコネクター部分(黒い部分)がグラつくようになりました。
初めはしっかり基板に接着されているかと思いましたが、どうやらそうではなく、コネクターピンが基板にはんだ付けされているだけのようでした。
当然上に上げたりすると、はんだ面やピン先が取れてしまう可能性があり、大変危険です。
なので私は、コネクターの左右に空いている穴にサイズの合ったネジを装着させて、

裏はナットでしっかり固定させました。こうすることによってグラつきは無くなり、とても安定するようになりました。↓ちなみに画像の黒いのは、絶縁ゴムシートです。

“WSCダンパー”をお持ちの方は、こうした対策をしっかりされた方が良いと思います。
2016/01/31追記
これまで基板裏に“絶縁ゴムシート”を貼っていましたが、半田付けされたピン部分の凸凹が目立って浮いてきてしまったので、新たに“絶縁スポンジシート”に変更して貼り直しました。ナット部分も一部変更。

こちらの方が凸凹が無く、見た目もとても良いです。初めからこっちにしておけば良かった(^▽^;)
後、上の記事では触れてはいませんでしたが、ダンパーを購入した際に、“FC30 GAME CONTROLLER”の空箱に入って届いたので、これを上手く利用して、ダンパー専用箱を作ってみました☆

作成には↑の手作りステッカーを使用。
完成したのが↓こちら。デザインはシンプルな感じにしてみました。
結果、光沢感のある綺麗な仕上がりになりました。手触りもツルツルとしていて、無駄に防水仕様です(苦笑)



“FC30 GAME CONTROLLER”の空箱はしっかりとした作りになっていて、入れ物として最適でした(^_^)
といっても今回は、ちゃんとした機器があるので、基本的には流れに沿ってするだけです。

バックアップには“WSCダンパー”という機器を使います。ネットで予約してゲットしました☆
これはワンダースワン(カラーも含む)のゲームデータ・セーブデータのバックアップの他、書き込みにも対応しており、USBで接続出来る優れものです。実験としてOSはWindows8.1で試してみましたが、問題なく使うことが出来ました。OSがXPの場合、ドライバーファイルをダウンロードして導入しておく必要があるようですが、8.1ではドライバーファイル無しで私のパソコンは扱えました。
この機器をパソコンに繋ぐだけでは使えないので、クライアントソフトウェアをダウンロードする必要があります。(バックアップ及び書き込みに必要) これは機器を購入した商品説明欄にURLが貼ってある(ドライバーファイルも同様)ので、ダウンロードした後に起動させます。
起動すると、このようにウインドウが出てきます。

カセットはこれだけ揃えてみました☆(後日新たにゲットしたものもあり) 後、実機もジャンク品で購入。

機器の方もUSB接続をしておき、バックアップしたいカセットを挿しておきます。


再びパソコン側に戻って、“Cart Info”をクリックしてカセットを認識させます。すると赤枠のように表示されるので、ROMとRAMサイズを確認。↓ここが0だとカセットが認識されていないので、再度挿し直します。

続いて“Read FLASH”をクリック。どこに保存するかウインドウが表示されるので、お好みのファイル名にして保存。
保存したら、後は自動的に下のバーが右へ伸びていくので待ちます。

バーが溜まってパーセントが0に戻ったら完了です。
任意の場所に保存したファイルがちゃんと出来ているかどうか“ROMチェッカー”を使って確認。

しっかり一致したようです(^^)
エミュレータでの動作も確認。全く問題なく遊ぶことが出来ました☆


上記の段階まで見てみると、すんなり作業が出来ているように見えますが、実は“WSCダンパー”という機器はファームウェアのバージョンがあり、これが1.17より下だとモノクロのゲームデータしかバックアップすることが出来ません。(私のは1.16だったようですσ(^_^;))
後、クライアントソフトも1.18専用のものを使う必要があります。せっかくなので、書いてみたいと思います。
■“WSCダンパーのファームウェア更新”
カラーのものも扱えるようにするためには、FWを1.18にバージョンアップさせて、クライアントソフトも1.18のものを用意します。
ファームウェアデータとクライアントソフトは商品説明欄から、簡単にダウンロード出来ますが、機器へのFW書き換えには“AVRマイコンライター”が必須です。
私は以前“FC USB Adapter”の日記で用意した“AVRISPmkⅠⅠ”を使いました。


このように接続。やり方は“FC USB Adapter”の日記の時と同じです。
書き換えに使用したソフトは前と同じく“AVR Studio 4”です。
“AVR Studio 4”と“WSCダンパー”の設定を済ませると、Mainメニューウインドウが↓このように出てくるので、“WSCダンパー”のAVRマイコンと同じ表記のものを選択。(赤色枠部分) 次に画面矢印の“Read Signature”をクリック。青色枠のように表示されたら機器の認識OKです。


“Program”に合わせます。Flash欄の“...”からダウンロードしてきたhexファイルを選択。これも自身の所持する“WSCダンパー”のAVRマイコンと同じ表記のものを選択します。(画像では既に合わせてあります)
次に“Program”をクリックすると、書き込みが始まり、上手くいくと下記にOKがずらっと出てきます。

続いて“Fuses”の設定。HIGHとLOWを共に“0×FF”にして“Program”をクリック。書き込みが始まり、上手くいくと下記にOKがずらっと出てきます。

最後に“LockBits”に合わせて、LOOKBITを“0×FF”にして“Program”をクリック。書き込みが始まり、上手くいくと下記にOKがずらっと出てきます。
以上でファームウェアの更新は完了です。ファームウェア更新方法は商品説明欄のURL先を参考にさせていただきました。そこでは“AVR Studio 4”とは違ったソフトウェアや“AVRマイコンライター”を使っており、そちらを使ったほうが早かった気がしましたが、材料が既に私は整っていたので、別のやり方で試してみました☆
主な目的はゲームデータのバックアップですが、またまたせっかくなので、セーブデータの書き込みも試してみましたw
■セーブデータの書き込み
バックアップしたゲームデータをエミュレーターで実際にある程度プレイしてそのセーブデータをワンダースワンの実機で上手く行えるかどうかの実験をしてみました。

エミュレーターにはPSPのエミュレーター“e[mulator]”を使用。他にも“Oswan”というのもありましたが、私の環境ではどう設定しても動作が快適ではなかったので“e[mulator]”を使用しました。このエミュレーターは、WSの他にFC、GB、NGP(カラー専用は不可)、PCEにも対応した優れものです。
お話が少し脱線してしまいましたが、PSPのエミュでセーブデータを作ると、拡張子が“srm”で作成されるので、これを任意の場所にコピーして拡張子を“sav”に変更します。変更しようとすると、扱えなくなる可能性があると警告が出ますが問題ありません。

機器に書き込みたいカセットを挿して“Write RAM”をクリックし、変更したセーブデータを選択。
するとカセットへ書き込みが始まります。ゲームデータとは違い、バーの溜りが早いです。

早速上手く出来たかどうか実機で実験。

ちゃんと反映されたようですヽ(*^^*)ノ
ちなみに“Read RAM”をクリックしてのセーブデータバックアップも問題ありませんでした☆
※画像では蛍光灯の真下から撮りましたが、実際はもっと暗いです…orz
ソフトウェアの項目に“Erase”なるものもありましたが、こちらはまだノータッチです(^▽^;)
何はともあれ、今回も色々と試すことが出来て大満足です。ワンダースワンはバックアップしたいランキングで個人的に上位だったので尚更に(;^_^A
これまでもバックアップ方法を探っていたのですが、やり方が限られていたので、大変助かりました。何よりもUSBでの接続・OSが新しいものでも対応可能というのが大きな利点だと思います。バックアップとなるとパラレルポートやら古いOSに限られてしまうことが多いですからね(-"-;A
カラーの実機と違い、エミュで遊んでみると、画面がくっきり見えてとても遊びやすかったです。
とても良いものを手に入れることが出来て良かったです。
今更ではありますが、日記によってはまたこれまで長々と読んでいただき有難うございました(m;_ _)m

〈追記〉
後に足を別途用意して付けてみました。地べたな状態で傷つきそうだったので(^▽^;)
2015/04/22追記
後に私が思った注意点を追記という形で書いてみます。
何度か使用した際にコネクター部分(黒い部分)がグラつくようになりました。
初めはしっかり基板に接着されているかと思いましたが、どうやらそうではなく、コネクターピンが基板にはんだ付けされているだけのようでした。
当然上に上げたりすると、はんだ面やピン先が取れてしまう可能性があり、大変危険です。
なので私は、コネクターの左右に空いている穴にサイズの合ったネジを装着させて、

裏はナットでしっかり固定させました。こうすることによってグラつきは無くなり、とても安定するようになりました。↓ちなみに画像の黒いのは、絶縁ゴムシートです。

“WSCダンパー”をお持ちの方は、こうした対策をしっかりされた方が良いと思います。
2016/01/31追記
これまで基板裏に“絶縁ゴムシート”を貼っていましたが、半田付けされたピン部分の凸凹が目立って浮いてきてしまったので、新たに“絶縁スポンジシート”に変更して貼り直しました。ナット部分も一部変更。

こちらの方が凸凹が無く、見た目もとても良いです。初めからこっちにしておけば良かった(^▽^;)
後、上の記事では触れてはいませんでしたが、ダンパーを購入した際に、“FC30 GAME CONTROLLER”の空箱に入って届いたので、これを上手く利用して、ダンパー専用箱を作ってみました☆

作成には↑の手作りステッカーを使用。
完成したのが↓こちら。デザインはシンプルな感じにしてみました。
結果、光沢感のある綺麗な仕上がりになりました。手触りもツルツルとしていて、無駄に防水仕様です(苦笑)



“FC30 GAME CONTROLLER”の空箱はしっかりとした作りになっていて、入れ物として最適でした(^_^)
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